■銀牙―流れ星銀―■
原作:高橋よしひろ 
漫画連載/週刊少年ジャンプ1983年50号から1987年13号まで
単行本・全18巻
赤カブト編 単行本1〜13巻
八犬士編 単行本14〜18巻

自分は八犬士編が大好きなので優先的に語っています。
かなり途中。


登場犬・人物・熊

名前 所属 コメント

CV:山田栄子
奥羽 主人公。
熊犬として五兵衛に仕込まれた。
「絶・天狼抜刀牙」を会得。
八犬士
リキ
CV:銀河万丈
奥羽 銀の父。赤カブトとの戦いで記憶を失ったがその使命だけは忘れておらず、奥羽軍を結成する。
カリスマ性が高い。
大輔
CV:坂本千夏
ペンションの息子で銀の飼い主。
洋弓を扱う。
竹田五兵衛
CV:渡部猛
村田銃を武器に熊を狩る老マタギ。
富士
CV:梨羽由起子
銀の母。
大輔の父
CV:矢田耕司
ペンションを営んでいる。
大輔の母
CV:山田恭子
村長
CV:宮内幸平
秀俊
CV:鈴置洋孝
赤カブトに殺された村長の息子。赤カブトを狩る為にやって来た。
レミントン・ライフルを駆使して愛犬のジョンと共に世界各地の猛獣を狩ってきた。
普段は医者を生業としている。家は狩った動物の剥製だらけでかなり悪趣味。
ジョン
CV:堀秀行
奥羽 銀のライバルとして登場した、秀俊にエリート狩猟犬として育てられたシェパード。
世界各地で様々な獣を狩った経験を持ち、
甲賀忍犬四匹相手でも余裕で倒してしまうなど、戦闘力が高い。
自信家でとにかく口が悪いのが欠点。
始めは奥羽軍に加わるつもりはなかったが、リキと対決し敗北。
素直でないながらもその力を認め、漢集めの旅の途中の三重で銀の一行に加わった。
その後銀と別れ、九州に渡った一行のリーダーとして600の軍勢を集めた。
常に最前線で戦い続けた熱い漢。
「WEED」にて圧倒的不利な中で法玄軍と戦い、戦死した。
ベン
CV:田中秀幸
奥羽 リキの配下、第一班の小隊長のグレートデン。
リキに次ぐカリスマの持ち主で不死身とも思われるタフさを誇り、幾度となく死線をかいくぐった。
モスをも投げ飛ばすパワーファイター。
銀の一行のリーダーだったが伊賀の屋敷で毒ヒシにやられ、その影響で失明。
飼い主のもとに戻り治療をしていたが一時的に視力が戻ったため
陸奥で苦戦するモスの助太刀として戦線復帰した。
掟を破り妻を娶ったことにより、リキから血戦への参加を許されなかったが
そんなことに納得出来るわけもなく、リキを追って二子峠の裏側へ。
その際再び視力を失いかけ、崖に落ちかけているところをスナイパーに襲われる。
スナイパーを道連れに崖下へダイブ、生死不明になるがモサ戦で復帰。
その後赤カブトを牙城から引きずり下ろすために瀕死の重傷を負う。
八犬士編では武痕牙の「撃・閃通臂抜刀牙」を受け継ぎ
「〜諸刃縦列手拳」(「れつ」は本当は手偏+列)などパワフルな技で狼と戦った。
「WEED」では完全に失明し隠居していたが、ハイブリット編で老衰により亡くなった。
八犬士
クロス
CV:藤田淑子
奥羽 元々は狩猟犬だったサルキー。
猟犬仲間を全滅させられた上に主人に置き去りにされ、仲間の仇討ちの為に奥羽軍に加わった。
奥羽軍唯一の雌だが、雄顔負けの力を持つ。
とにかく気が強い。ベンと恋仲となり子を産んだため、血戦には参加しなかった。
スミス
CV:頓宮恭子
奥羽 第三班の小隊長。軽い性格で自称・色男のスパニエル。
銀とは仲が良く一緒に行動する事が多かった。
クロスには憎まれ口を叩きつつも惚れていた。
血戦では銀と共に第一砦の決死隊として戦ったが重傷を負い戦線離脱、クロスらと共にいた。
その際五兵衛と出会い、とどめを刺させるべく赤カブトのもとへと導いた。
「WEED」にて怪物犬P4と牙城内で単独で戦い、死亡した。
グレート
CV:屋良有作
奥羽 第二班の小隊長。
銀達と同行しつつも地味な存在だったがベムへの説得で漢を見せた。
名前の通りグレートデン?
赤虎
CV:戸谷公次
奥羽 甲府山中に棲む甲斐犬の三兄弟、「甲斐の魔犬」の長男。血の気が多い。
幼犬の頃山中に捨てられ、その際ベンに助けられていた。
そのベンと戦ったが戦いの中で命の恩人だと気付き仲間に加わった。
血戦では三兄弟で第二砦を攻める決死隊として戦う。
牙城での戦いでは側近に片目をやられ大怪我を負うが
ベンの命を助けるために赤カブトに特攻を仕掛ける。
腹部を削がれつつも己の命と引き換えに赤カブトの残りの目を潰した。
享年4歳。アニメ版では死に際にオリジナルの台詞も追加され、感動を呼んだ。
甲斐兄弟は登場後しばらくは「赤虎毛」「中虎毛」「黒虎毛」と呼ばれていた。
黒虎
CV:田中亮一
奥羽 隻眼の「甲斐の魔犬」三男。
三兄弟の中でも特に気が短い。説得の際は銀と戦い、水中で敗れてしまった。
八犬士編では「乱・蛇龍身抜刀牙」を会得し、百鬼牙を倒して八犬士となる。
八犬士
中虎
CV:塩屋浩三
奥羽 「甲斐の魔犬」の次男。片耳がない。
説得の際クロスと戦ったが女を戦わせるとは何事だと怒り狂う。
影が薄いが他の兄弟に劣る部分はそれだけだ。
モス
CV:郷里大輔
奥羽 甲斐三兄弟のライバルで「霞岳の魔王」と呼ばれる巨大マスチフ。
太りすぎてブヨブヨしている。物凄く迫力のある相貌だ。
親分肌だが子供に弱く、メロメロになってしまう。
「WEED」ロシア軍用犬編で圧倒的不利な状況の中、若い犬を守って戦死した。
ジャガー
CV:塩屋浩三
奥羽 モスの息子。
親父の迫力の前に影が薄いが実力は確かで、「WEED」ではモスの敵を見事取った。
ロイド
CV:平野正人
モスの部下。
モスと奥羽軍の対立を目論んだスナイパーに殺されてしまう。
赤目
CV:池水通洋
伊賀
奥羽
秘伝書を守る伊賀忍犬総帥である紀州犬。
身が軽く、道具を扱う事にも長け、偵察に奇襲に様々な場面で活躍する便利キャラ。
人間に捕まっていたところをベンに逃がしてもらった恩がある。
ベン一行を甲賀と誤解し対立するが和解。
秘伝書を燃やして過去の因縁を断ち、部下と共に一行に加わった。
視力を失ったベンに頼まれて新たなリーダー・銀を補佐する役目を担った。
八犬士編では襲牙を破り、「襲・突槍抜刀牙」の継承者となった。
登場時はちょっと柄が悪かった。
「WEED」でも相変わらずの活躍っぷりである。
八犬士
霧風
CV:佐藤正治
伊賀
奥羽
赤目の部下の忍犬。
血戦で友・陣内の死に我を忘れマダラに飛び掛かるが一撃を食らい瀕死の重傷を負う。
銀にマダラ打倒のヒントを与え、勝利を知ると安心して息絶えた。
何と赤目を呼び捨てにしてタメ口をきいていたことがある。
陣内
CV:小林通孝
伊賀
奥羽
赤目の部下の忍犬。赤目、霧風と共に第一砦の戦いに参加。
マダラに対して霧風と一緒に伊賀忍法・雷花剣を仕掛けたがマダラは怯まず、頭から飲まれ戦死した。
月影 伊賀 赤目の部下。何故か霧風が途中でこの名で呼ばれた。
早土
CV:大谷秀芳
伊賀 赤目の部下。臆病な性格。
震えていたが勇敢な兄の姿を見て勇気を出し、甲賀忍犬を道連れにした。
ウィルソン
CV:橋本晃一
奥羽 元サーカス犬のコリー。各地を渡り歩いてきたため情報通。
黒邪鬼に妻と子を殺され、怨みを抱いていた。
ほとんど戦闘シーンが描かれなかったので想像だが身が軽いのだろうか?
何と血戦では決死隊の一員としてジョン、紅桜と共に第四砦を攻めた。
黒邪鬼
CV:中田浩二
甲賀 秘伝書を狙って赤目と対立する、甲賀忍犬の頭領。
犬だが本物のハイエナにしか見えない。
鎌を使う。登場時は他の甲賀忍犬と同じ外見だった。
銀に敗北後子供がいることを理由に見逃されたが
最後は赤目が火を放った伊賀屋敷に飛び込み、部下と共に焼け死んだ。
チビ 甲賀
奥羽
黒邪鬼の遺した子供。モスに可愛がられる。
後の哲心である。
魔矢
CV:広中雅志
甲賀 甲賀忍犬の一匹。全員トサカがある。
武蔵
CV:岸野一彦
奥羽 土佐の闘犬で、中型犬の現役横綱。人格者。
誘いに来た甲斐三兄弟を追い返すが、その帰りにビルの軍勢に襲われ逃げ延びた赤虎を救う。
全国を興業で回るため既に奥羽軍の話は聞いており、実はその来訪を待ち望んでいたのだ。
そして黒虎と中虎を救うため闘犬達を統率し一行に加わる。
その後は銀達と別れジョンと共に九州に向かい仲間を集めた。
「WEED」では闘犬は引退したが戦いの場面ではまだまだ現役として前線で戦い続ける。
ロシア軍用犬との激戦で片目を失った。
不動王 奥羽 武蔵の連れてきた仲間の闘犬。ベテランのようだ。
紅桜
CV:青野武
奥羽 両耳が欠損した姿から「海坊主」と呼ばれる伝説の大型闘犬。
強敵モサを倒すために犠牲となり果てた。
ビル
CV:柴田秀勝
奥羽 高知の山中に棲む通称「山賊ビル」。義侠心が強い。
ドーベルマン同士のよしみでスナイパーに協力したが
利用されている状況が分かってからは一転銀の味方になった。
残念ながら八犬士編冒頭で帝国の刺客に殺されてしまう。
ベム 奥羽 姿を見た物は必ず目を潰されるか殺されるという曰く付きの薩摩の大将。
人間に塩酸をかけられて醜い容貌となった事を気にしての事だった。
命を賭したグレートの説得に負け、300の部下と共に奥羽軍入りした。
ビル同様、八犬士編冒頭で帝国の刺客に殺されてしまう。
如月
CV:速水奨
奥羽 シベリアンハスキーの四兄弟で形成される、「陸奥の四天王」のリーダー。
約300頭の大軍勢を率いる。
知略に長けるが、熱くなりやすいのでそれが打ち消されてしまうのが弱点。
四、五、六班を全滅(実際は一部吸収)させてベン、モス達とも激しく対立したが
テリーを漢として認めており、その死体を食い子供たちを殺した熊に怒る。
犬同士の対立の虚しさに気付き、奥羽軍に参加することを決意した。
血戦では他の四天王と共に第三砦を攻める決死隊として戦った。
モサ戦では銀に救護班として指名されたが、赤カブト戦では戦線に復帰していた。

「WEED」では四天王唯一の生き残りとして一族を率いて八甲田を拠点に青森を統治している。
犬種はアラスカンマラミュートに変更。
隠居しており戦力としては活躍しないが奥羽に近いせいか度々登場。
「オリオン」にて黒脛巾組の重臣・政重の手にかかって死亡した。
葉月 奥羽 「陸奥の四天王」クマドリ顔。
峡谷での決闘でベンと戦った。
卯月 奥羽 「陸奥の四天王」白黒柄。
峡谷での決闘で紅桜と激突した。
水無月 奥羽 「陸奥の四天王」白っぽい柄。
樹上を翔ける身軽さを持つが赤目には到底及ばなかった。峡谷での決闘でモスと戦った。
テリー
CV:佐藤正治
奥羽 第五班小隊長。隻眼のマスチフ犬。
生き延びて赤カブトと戦うためにやむを得ず如月に従っていた。
如月が一人になったところを狙うが返り討ちに遭い残った目を潰される。
しかし意図を悟ったベンたちの声援を受け、気力を振り絞り反撃。
如月を討ち取りかけたが残りの四天王が戻ってきたため特攻を決意する。
しかしその刹那突然現れたヒグマの一撃を受け死亡した、悲劇の男。
「WEED」でも如月がテリーについて息子達に語り、未だにこだわっているシーンが描かれた。
白狼
CV:田中亮一
奥羽 北見を中心に北海道全域に勢力を持つ荒くれ者のハスキー犬。
「北見の白狼」「北海の白狼」「ヒグマ殺しの白狼」など色々な通り名を名乗っていた。
とにかく気が短く、漢を集めている事を聞きつけたが一向に迎えが来ないため
700頭?に及ぶ大軍勢を引き連れて自分から海を渡り本土へとやってきた。
血戦では銀や赤目と共に第一砦を攻め、リタイアしたスミスに代わり決死隊としてマダラと戦った。
八犬士編冒頭で帝国の刺客に襲われ、片前脚を失う。
「WEED」でロシア軍用犬の侵略を受け、一族と共に奮闘し、神の領域を見せたが戦死した。
しかし何故かその遺体は見付かっていない。
オリバー
CV:広中雅志
奥羽 機転が効き穴掘りが得意なダックスフンド。
可愛い見た目に反して流れ者でかなりの武闘派である。
チンピラから四国へ向かうクロスを助け、その後滋賀で陸奥に向かう銀の一行に加入した。
八犬士編では北海道遠征に同行、六助の発言にヒントを得て帝国への入口を発見した。
「WEED」ではモールという息子が登場している。
スイマー 奥羽 その名の通り泳ぎが得意なラブラドール・レトリバー。
徳島から和歌山へ海を渡る途中、クロスを救い奥羽軍入りした。
四天王との戦いではモブにいたが、その後出番はなかった。
ヘンリー三世 奥羽 肥前のボス。ジョンによって仲間となる。九州勢としては目立っていた。
血戦で銀を狙うモサを攻撃したが打ち払われ重傷を負った。
モスにより運ばれたがその後登場していない。
ハリケーン 奥羽 日向のボス。テリア系。
ビルによって仲間になった。穏やかな雰囲気なので説得に応じたものと思われる。
大門 奥羽 50頭を率いる豊後のボス。マスチフ?
武蔵に負け、仲間に加わった。
黒マムシ 奥羽 肥後のボス。その名の通り、全身黒い。
ジャガーの説得で仲間になった。同じ様な色だから?
羅王 奥羽 豊前のボス。ウィルソンの説得で仲間に加わる。
リキの言葉に涙していたがその後は画面に登場していない?
六助 奥羽 四国へと伝令に走る身重のクロスに因縁をつけたチンピラ犬。
オリバーにやられてしまい舎弟になった。
帝国への入り口発見のきっかけとなった。
ベス 奥羽 六助の弟分。共にオリバーの舎弟になった。
「チチをもむ」発言ばかりクローズアップされるが
何だかんだで赤カブトと戦っているシーンにもいて、北海道遠征にも参加している。
六助と共にあの戦いを生き抜いた猛者なのだ。
ハイエナ
CV:松田重治
奥羽 臆病で卑屈な性格のスナイパーの腰巾着。
しかし最後にはスナイパーを道連れにしたベンを助けるため
勇気を振り絞り激流へと飛び込んでいった。
行方不明のまま完結してしまったが、「WEED」にて水中でスナイパーに殺されたことが判明。
スナイパー
CV:矢田耕司
奥羽 奥羽の司令官だが、赤カブトを倒すという目的を見失い
リキに取って代わろうという野望を持つ。
ベンをライバル視し、リキの息子である銀も倒そうと狙う。
失脚後、血戦への参加を許されなかった盲目のベンを襲うが
共に谷底の激流へと落下。そのまま行方は語られなかったが
「WEED」にて川底を転がる岩の下敷きになり、下半身不随となりながらも生き延びていたことが判明した。
赤カブト 奥羽の牙城に棲み人間を襲う狂熊(きょうゆう)。
五兵衛、リキ、銀の宿敵である。
五兵衛の銃により片目を奪われたが体内に残った弾丸の影響で異常に巨大化。
近隣の熊を従え次々と子供を増やし勢力を強めた。
マダラ 赤カブトの部下。宮城から逃亡してきた凶暴な熊。
六頭の部下を従えて第一砦で銀と対決する。
銀の機転で口から後頭部まで槍で貫かれるが、心臓が止まるまで執念深く銀を追い続けた。
モサ 赤カブトの部下。岩手からやってきた片腕の熊。
三頭の熊を従え、砦を突破し結集した奥羽軍を襲った。
紅桜の決死の作戦により溺れ死んだ。
ケサガケ マダラ、モサより格上の赤カブトの部下。
銀達の目の前で赤毛の魔性にやられてしまう。
牙鬼 赤カブトの影武者。牙城で赤カブトを守る四頭の側近の内の一。
リキに指を飛ばされてしまう。
赤毛の魔性 背中に三本の銛が刺さった人食いヒグマ。
背後に迫る奥羽軍を盾に赤カブトに取り入ろうとしたがバラバラに引きちぎられてしまった。
(この辺迷走気味)
ナレーター
CV:野田圭一



登場狼

名前 所属 コメント
霊魔
(れいま)
富士の樹海の魔宮で狼を統率する将軍。立派なクマドリを持つ。
八犬士を統率するだけあってその個々の能力を遥かに上回る実力を誇り
風牙や烈牙を一蹴しモスをも軽々と弾き飛ばした。
人間への復讐を掲げていたが、実は一族の祖先・牙王が北海道の地下空間に築いた狼の王国を
黒狼族から取り戻す目的で力を磨くための偽りのお題目だった事が判明。
帝国との決戦ではガイアに前足を食いちぎられ、ほとんどいい所も無く…
最後は悪あがきするガイアを押さえこみ、共に崩壊する岩の下敷きになった。11歳。

呪の行動はあえてやらせていたのか見抜けなかったのかよく分からないけれど
リキもそうだが性格の悪いのを高い位置に配置しないで下さい。
氷魔
(ひょうま)
天狼星
八犬士
破壊力の高い「滅・変異抜刀牙」を使い、「若」と呼ばれる霊魔の義理の息子。
誇り高い故か気が短く、好戦的で熱い性格。
呪文を唱え濃霧を呼び、その中でも自由に行動出来る目を持つ。
呪だけしか彼の出自を知らず、展開が駆け足になったため
結局その秘密が明かされる事は無かったが
ふさふさの眉毛を持つ事から実はガイアの息子だったのではないか?と予想される。
最後まで生き残り、烈牙と他二匹と共に奥羽で暮らす事になった模様。
パワーバランスの問題からか?狼は「WEED」では登場しない。
烈牙
(れつが)
天狼星
八犬士
「烈・幻夢抜刀牙」を使う隻眼の八犬士。真面目な性格。
抜刀牙の能力はそれなりだが呪文により竜巻を呼び、敵を吹き飛ばしたり飛んで移動したりする凄い奴。
絶の技を使う者がいると知り奥羽に来訪、力を試し仲間に引き入れるため銀を打ち倒し
クロスと子供達を連れ去った。銀達の戦いを見守っていたが奥羽軍の来襲に立ち塞がる。
裏切り者の風牙と対決するが、乱入した水牙により風牙は父であり母は呪に殺された事を知る。
怒った烈牙は呪に挑むが抜刀牙の弱点を突かれ力及ばなかった。
帝国との決戦では千竜牙の千匹の配下を竜巻で吹き飛ばす大活躍を見せるが
呪牙・ガイア戦では影が薄かった。
最後まで生き残り、その後は奥羽で暮らした模様だが「WEED」では登場しない。
百鬼牙
(ひゃっきが)
天狼星
八犬士
「乱・蛇龍身抜刀牙」を使い蛇を模した鎧を纏う不気味な八犬士。
樹海にやって来た銀達を襲い、蛇が嫌いな黒虎と対決した。
保護色で翻弄、鎧のトゲに付いた毒で動きを止め抜刀牙を仕掛けたが、
危機一髪それを見切り、会得してしまった黒虎の繰り出した抜刀牙と激突し敗れた。
「乱」の八犬士の資格は黒虎に有ると見た呪に竹槍で貫かれ始末されてしまう。
最後に一度外の世界を見る事を望んだが
烈牙によって外界を見晴らせる場所に運ばれた時には既に息絶えていた。
襲牙
(しゅうが)
天狼星
八犬士
「襲・突槍抜刀牙」を使う八犬士。生まれた時に呪により右前脚の手首を切断され、
骨を意図的に露出させそれを鋭く研ぎ上げ、槍として相手を突き刺す。
残忍な性格で、倒した犬を竹に串刺しにしてコレクションとしていた悪趣味な狼。
竹藪の中で赤目と戦うが、そのコレクションを利用した「伊賀忍法・朧分身飛翔剣」に抜刀牙を破られる。
その事が余りにショックだったのか名誉を守るため、と自ら竹に串刺しになり死亡した。
戦士なら最後までキッチリ戦え!!!と言いたい。7歳。
水牙
(すいが)
天狼星
八犬士
「砕・雷針抜刀牙」を使う、長いたてがみを持つ狼。
魔宮への入り口である滝の門番で、名前の通り水中戦の王者。
八犬士の中では古株らしく、脱走者である風牙を人格者として密かに尊敬し続けていた。
また烈牙の母が殺される所を目撃しており、以前から呪の行動には疑念を抱いていた。
銀との戦いの中でどちらに正義が有るのかを確認したくなり、
抜刀牙で銀を倒すが命を助け、風牙と烈牙の親子対決を止めた。
氷柱や鍾乳石を大量に落として相手に突き刺すという洞窟限定の抜刀牙であるため
使いづらかったのか、帝国との決戦では泳ぎ以外で特に活躍することも無く
帝国の少年兵の特攻作戦により、溶岩に落ちてしまい死亡した。(酷い扱い…)
雷牙
(らいが)
天狼星
八犬士
「斬・飛翔分身抜刀牙」を使い高速の分身攻撃を仕掛ける狼。
実は右近・左近というまだ身体の小さい弟が身体に張り付いており、
本当に三体に分離して攻撃していたという凄い奴。
奥羽軍との戦いでは百鬼牙戦後の黒虎を襲撃し追い詰めたが、モス達に乱入された。
帝国との戦いに於いては帝国八犬士の残り4匹(+ブラックスネーク)を
一気に始末するという隠れた大活躍を見せる。
最終決戦でガイアに首を食いちぎられそうになった銀を救うため、単独で戦いを挑んだ。
抜刀牙を浴びせ傷は与えたが兄弟諸共ガイアに首を刎ねられ、戦死した。
特にドラマもなく仲間になったため、キャラ背景など語られず性格描写もなかったが
実直で勇猛な戦士だったと思われる。
武痕牙
(むこんが)
天狼星
八犬士
「撃・閃通臂抜刀牙」を使う隻眼の拳法狼。巨大かつ頑強な肉体を持ちとにかくパワフル。
狼・足偏+登・手偏+列・手拳(ろうとうれっしゅけん)を極めている。
霊魔のいる間へ続く暗闇の洞窟を守る最後の番人。「鉄人」「烈火坊」という異名を持つ。
岩を口で吹き飛ばし銀の抜刀牙も難なく破り、赤目を倒すが代わりに目を潰されてしまう。
が、暗闇に慣れているため戦闘にはそれ程支障は来さなかった。
だがいくら叩きのめしても立ち上がるベンには苦戦。
最後には拳を見切られ頭突きでダウン。潔く負けを認め魔宮への扉を開いた。
侵入してきた魔界十人衆の雷狼と戦い、ベンに後を託しつつ相討ちとなって果てた。
抜刀牙を撃ち込んだ所どこかのツボを押してしまったらしく、結果的にベンの目を治してくれた。
中国・河南省の生まれらしい…
風牙
(ふうが)
天狼星
八犬士
烈牙の父。
「絶・天狼抜刀牙」を使う八犬士随一の実力を持つ戦士だったが、一族に不審を抱き脱走。
追われる生活の中、助けてくれたリキに抜刀牙を教授した。
奥羽軍の魔宮進撃の際に再び姿を現し、協力する。
帝国との戦いで呪牙に敗れ絶命したが、その死が銀の覚醒に繋がった。

(のろい)
抜刀牙の指南をしていた天狼星八犬士総帥。抜刀牙の弱点も知り尽くしている強敵。
邪な計略家で、八犬士を育てるために裏で密かに色々やらかしていた。
帝国と密通し自分だけ生き残ろうとしていたが、魔界十人衆に始末されかかり半死半生に。
最期は千竜牙の正体を教えるためにフォーメーション形態の口の中に飛び込み
切り刻まれ、霊魔達に詫びながら死亡した。
夢幻
(むげん)
帝国 ベムやビルを殺した「魔界十人衆」を率いる帝国の先兵。
呪を倒したまでは不気味なオーラをまといハッタリ十分だったが
部下が全滅するやとっとと逃亡、二度と登場しなかった。恐らく始末されたのだろう。
雷狼
(サンダーウルフ)
帝国 「魔界十人衆」の一匹。
相手の身体に牙を刺したまま全身を切り裂く必殺技「稲妻剣舞飛走牙」を使う。
盲目となった武痕牙と戦い翻弄するが、捨て身の抜刀牙を受け相討ちとなった。
千竜牙
(サウザンドドラゴン)
帝国 千匹の部下を操りフォーメーション攻撃で帝国の入り口を護る門番狼。
部下を全て烈牙の竜巻で吹き飛ばされポカ〜ンとなったが
その烈牙に傷を負わせ戦闘力の高いところも見せた。
追い詰められると霊魔を狙い、崖下へと道連れにした。
落ちる前に霊魔に一撃食らったらしいが、その後の消息は不明。恐らく土左衛門。
ブラックスネーク 帝国
八犬士
「絶・天狼抜刀牙」を使う帝国八犬士のリーダー格。
黒くていかにも強そうなイメージだったが銀との抜刀牙対決で
横に倒した抜刀牙を受け牙が折れてしまうと一気にヘタレ化。
まとめて雷牙に倒されてしまった悲惨なキャラ。
ゴールドアイ 帝国
八犬士
「滅・変異抜刀牙」を使う不気味な風貌の狼。八犬士同士の対決の初戦を戦う。
視力が高く霧の中でも氷魔を圧倒したが、返り血の匂いで位置を掴まれ
最後は抜刀牙の撃ち合いに敗れ体内から爆裂し死亡した。ロボットか??
ホワイトタイガー 帝国
八犬士
「襲・突槍抜刀牙」を使う、紀州犬・甲賀忍犬の血を引き忍術を使う忍び狼。
間欠泉にて赤目と対決し抜刀牙の撃ち合いとなったが
直前に「伊賀忍法・螺旋水車」で胸を密かに傷を付けられていたため、僅かな差で敗北した。
ビッグホーン 帝国
八犬士
「撃・閃通臂抜刀牙」を使い、八犬士対決の三戦目でベンと戦った。
巨体の狼だがベンもグレートデン故にリーチは負けておらず、全く相手にならないまま敗北した。
ピンクドラゴン 帝国
八犬士
まとめて雷牙に倒された悲惨なキャラ。
まつ毛がビンビンなので実はメスかもしれない。
水牙と同じくふさふさのロングヘアなので「砕」の帝国八犬士ではないか?と予想。
マウンテンバイソン 帝国
八犬士
まとめて雷牙に倒された悲惨なキャラ。
何となく真面目そうなので「烈」の帝国八犬士ではないか?と予想。
レッドブル 帝国
八犬士
まとめて雷牙に倒された?…らしいが倒されたシーンさえ無い悲惨なキャラ。
何か骨剥き出しの口が凶悪なので「乱」の帝国八犬士ではないか?と予想。
ボブキャット 帝国
八犬士
まとめて雷牙に倒された悲惨なキャラ。
スピードが有りそうなので「斬」の帝国八犬士ではないか?と予想。
呪牙
(じゅが)
帝国 帝国八犬士の師範で、呪の兄。
たてがみを自在に動かすことが出来る。
呪同様全ての抜刀牙の弱点を知っているため一切技が通用せず、
風牙を圧倒的な力で斃したが、覚醒した銀の抜刀牙を受け、頭骨をかち割られて死亡した。
自称二百年生きてるらしいです。呪も?
ガイア 帝国 黒狼(ブラックウルフ)族十代目?の帝国皇帝。隻眼で非情で凶悪な性格。
ギロチンの如き切れ味を持つ牙で、たった一匹で八犬士やジョン達を圧倒した。
銀の抜刀牙で右頭部を吹き飛ばされながらも抵抗を続けたが
宿敵・霊魔に押さえこまれ、共に岩の下敷きとなって死亡した。



抜刀牙解説

名前 解説
絶・天狼抜刀牙
(ぜつ・てんろうばっとうが)
赤カブトとの血戦において、最初に登場した抜刀牙。
空中で高速縦回転し斧のような切断力を見せる。
抜刀牙中最高の威力を誇り、銀はこの技で赤カブトの首を切断しとどめを刺した。
リキによると「熊犬に代々伝わる熊殺しの秘伝」ということだったが
それは真実ではなく、後に天狼星八犬士の風牙から教えられた技ということが明らかに。
風牙は八犬士師範の呪から教わっており、
その兄・呪牙は抜刀牙は自分が生み出し、八犬士の伝説自体まやかしと嘯いてみせたが
銀の覚醒に驚愕していたところを見ると実際の起源は不明のようだ。
WEED以降ではこれ以外の抜刀牙は登場していない。
ウィードは強風に乗りブーメランのように攻撃するという妙技も見せた。

使い手…リキ、銀、風牙、ブラックスネーク、ウィード、オリオン
烈・幻夢抜刀牙
(れつ・げんむばっとうが)
劇中二番目に登場した抜刀牙。
空中で体勢は保ったまま横回転する、名の通り幻のような竜巻状の抜刀牙。
どう回転すればそうなるのかよく分からないが、初見の相手は驚愕するだろう。
回転の真ん中に隙があり、そこに入られてしまうと破れるので余り強くない印象だ。

使い手…烈牙
滅・変異抜刀牙
(めつ・へんいばっとうが)
空中で下顎を中心に横回転し、十字架のような残像を見せつつ攻撃する。
インパクト抜群の抜刀牙だが、どう当たっているのかは不明である。
まともに決まった後の描写があるのがゴールドアイだけなので断言は出来ないが
恐らく削岩機のように相手を抉る技だと思われる。とにかく破壊力は絶大だ。

使い手…氷魔、ゴールドアイ
乱・蛇龍身抜刀牙
(らん・だりゅうしんばっとうが)
本来は毒を打ち込んで相手を動けなくしてから
蛇のようにぬめるような回転移動をしつつ大口を開けてとどめを刺す、という抜刀牙。
黒虎の使っているのは後半部分だけだが、
魔界十人衆戦では全身を切り裂く技に変化しているようにも見える。
喉元が弱点のようだ。じゃりゅうしん〜という誤植ルビも存在する。

使い手…百鬼牙、黒虎
襲・突槍抜刀牙
(しゅう・とっそうばっとうが)
とにかく尖った槍のような物で突き刺す抜刀牙。
襲牙は手の骨を手槍として使っていたが、
赤目は忍犬らしくくわえた物を突き刺したり、手刀を使ったり器用に戦っていた。
赤目の戦い方は元々そんな感じだったような気がするが…

使い手…襲牙、赤目、ホワイトタイガー
砕・雷針抜刀牙
(さい・らいじんばっとうが)
洞窟の天井を駆け、氷柱や鍾乳石など尖った物を雨あられと降らせて攻撃する抜刀牙。
コンセプト的に洞窟内でしか使えないのだが、八犬士対決ではどうするつもりだったのだろうか?
らいしん〜という誤植ルビも存在する。

使い手…水牙
斬・飛翔分身抜刀牙
(ざん・ひしょうぶんしんばっとうが)
雷牙に身体の小さい弟・右近と左近の二匹が張り付いていて相手に一体と思わせ、
攻撃時に三匹に分散して幻惑しつつ切り裂くという、
地獄の番犬ケルベロスをイメージさせる三位一体の特殊な抜刀牙。
このシステムだと雷牙以外に使えるとは思えないが
もしかしたら帝国八犬士は五匹くらい張り付いていたのかもしれない…

使い手…雷牙(と右近、左近)
撃・閃通臂抜刀牙
(げき・せんつうひばっとうが)
北斗神拳を連想させる、前脚を使った拳法のような抜刀牙。
鋭い手刀を叩き込み相手の内部組織も破壊する。
一見地味な抜刀牙だが、特殊なギミックの必要もなく
回転して体力を大幅に消耗したりしない、エネルギー効率の良い抜刀牙である。
中国が起源らしい。

使い手…武痕牙、ベン、ビッグホーン




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